タイタニック号沈没の原因は?謎や真実を解明!最新情報2021

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タイタニック号が沈んだ原因 その5「双眼鏡がなかった」

原因その5:見張り台で双眼鏡を使っていなかったから。

タイタニック号には高さ15mの見張り台があり、見張り専門の乗組員が肉眼で広く見渡し前方の危険を確認していました。

遠くを見渡すには肉眼が良かったのですが、逆に近くは双眼鏡がある方が良いとされていました。

しかし乗組員2人は双眼鏡を持っていなかったのです。

なぜ重要な双眼鏡を持っていなかったのでしょうか?

タイタニック号の2等航海士が、出向直前に交代になったことが原因でした。

双眼鏡は2等航海士の部屋にあり、下船した航海士がカギを持ったままだったのです。

見張り役の2人は双眼鏡を部屋から持ち出せずに肉眼だけで頑張るしかありませんでした。

タイタニック号の航海時は雲一つない澄み切った空でサッカーができそうなほど星が輝いていたと言われていますが、辺りはモヤが掛かっていました。

このとき水平線上のモヤによって光の屈折が起こり(砂漠の蜃気楼と同じ原理)、近くの氷山が見えず、衝突の危険を連絡するのが遅くなったと言われています。

もし双眼鏡があればほんの数秒でも早く認識できたかもしれません。

タイタニック号が沈んだ原因 その6「船の舵が効かなった」

原因その6:上手く船の舵が効かず、旋回できなかったこと。

一等航海士の舵の切り方に問題があったと言われています。

衝突間際、見張り役が真正面に氷山を発見し、すぐに航海士に連絡しました。

そして一等航海士は氷山を回避するためにエンジンを停止させ、船体をバックするよう指示を出します。

衝突を避けるため舵を切りましたが、エンジンを止めたことで大きく旋回するために必要だった船体後部にある中央のスクリューも止まってしまっていたため旋回しきれませんでした。

結果海面上の衝突は避けられましたが海面下は避けられず、船体の側面が氷山に衝突しました。

あとエンジンを停止せずに大きく旋回できていたら、衝突は免れたかもしれません。

衝撃は軽かく、乗客は氷山に衝突したことに全く気付いておらず、逃げるために何の準備もしていなかったと言われています。

タイタニック号が沈んだ原因 その7「リベットが脆かった」

原因その7:使用されていたリベットが脆かったこと。

リベットは2枚の金属板を固定するものですが、このリベットが脆かったと言われています。

通常強度を重視するなら鋼鉄のリベットが使用されますが、タイタニック号の先端部分には鋼鉄よりも脆い錬鉄のリベットが使用されていました。

さらにタイタニック号の航海時、海水は氷点下で通常よりさらに脆くなっていました。

ぶつかった氷山が船の右側に損傷を与え、衝撃に耐えられなかったリベットが弾け飛び、金属板が開いた部分から水が入り込んだようです。

船体は水密隔壁で16の区画に分かれていたため、たとえ先端の4区画が浸水しても大丈夫なはずでしたが、水密隔壁がボイラー室からの火事により歪んでいたため、前方の6区画が浸水してしまいました。


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タイタニック号が沈んだ原因 その8「船室の窓が開けられていた」

原因その8:避難する際に乗客が船室のドアを開けっ放しにしていたこと。

タイタニック号が氷山に衝突したとき、乗客は船が衝突したことに気が付かなかったそうです。

氷山を避けようと舵を切ったことで、客室に響くほどの衝撃はなかったのかもしれません。

その後船が停止すると、船の異変を察知した乗客たちが何があったのだろう?と様子を伺うために窓を開けました。

そして脱出する際に窓を開けたままにしてしまったことで大量の水が流れ込み、タイタニック号の沈む速度が早まったのではないかと言われています。

実際半分以上の窓が空いていたことが分かっています。

乗客が好奇心で開けた窓によりタイタニック号の沈没が早まったと言えます。

タイタニック号が沈んだ原因 その9「水密隔壁の高さ」

原因その9:水密隔壁の高さが足りていなかったこと。

タイタニックの設計者は水密隔壁を船の一番上まで届くように設計していませんでした。

乗客がくつろいだり、遊んだりするスペースをより多く確保するためです。

安全性を第一として水密隔壁を船の必要な場所まで届くように作られていたら、沈没は免れたかもしれません。

タイタニック号が沈んだ原因 その10「氷山への衝突を避けた」

原因その10:氷山への正面衝突を避けたこと。

船の先端には、何かに衝突しても船体が耐えられるようエネルギーを吸収してくれる衝突隔壁という部分があります。自動車と同じイメージです。

正面衝突であれば衝突隔壁が先端でエネルギーを吸収し、沈没するほどのダメージはなかったかもしれません。

側面の損傷は正面からの衝突よりもタイタニックに大きなダメージを与えました。

操縦していたのは一等航海士のマードックで、彼は正面衝突を選択しませんでした。

誰しも反射的に障害物を避けようとするので、誰が操縦していても正面衝突は選択してなかったでしょう。

まとめ

タイタニック号の沈没原因についてまとめました。

タイタニック号が沈没した理由は、一つや二つではなく、いくつもの要因が重なって起きたものと思われます。

多くの人が亡くなった悲劇の豪華客船でしたが、その事故を教訓として客船には乗客全員が脱出可能な救命具が装備され、浸水対策や安全規則が整備されました。

昨今の国際的な法律に反映されています。

同じような事故が二度と起きないことを願っています。

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